なぜ大人になると「整わなくなる」のか?
──頑張るほど疲れる体の、よくある落とし穴
「昔はもっと楽に動けてた気がする」
「運動してるのに、体が重い」
「姿勢を意識すると、逆に疲れる」
こんな感覚、ありませんか?
年齢のせい、運動不足のせい、筋力低下のせい。
そう思われがちですが、実はもう少し別の見方があります。
それが、+Rebodyが大切にしている考え方、
“整うと、動きは自然に変わる” です。
1. 本来、体は「整う」ようにできている
赤ちゃんは、誰に教わらなくても
-
仰向けで呼吸し
-
寝返りし
-
うつ伏せになり
-
四つ這いで支え
-
立ち上がり
-
歩く
という順番で成長します。
ここで大事なのは、
「筋トレ」より先に「順番」があること。
この順番は、重力の中で身体を扱うための“学習のプロセス”です。
つまり、
整う(安定)→ 動ける(協調)→ 強くなる(強度)
この流れが、人の体にとって自然です。
2. では、なぜ大人は整わなくなるのか?
答えはシンプルで、
順番を飛ばしてしまうからです。
大人になると、生活はこうなりやすい。
-
座る時間が長い
-
呼吸が浅くなる(無意識に力む)
-
仕事や家庭で緊張が続く
-
体を動かす時間は“まとめて”しか取れない
-
体の違和感を我慢して日常を回す
この状態になると、体は「整える」より先に
**“なんとかこなす”**を優先します。
結果、崩れた状態のまま、強度だけ上げる。
運動を始めても、
本当は整っていないのに、いきなり頑張ってしまう。
これが 「整わないループ」 の入口です。
3. 「良い姿勢を意識するほど疲れる」理由
よくあるのがこれです。
「姿勢を良くしよう」と思った瞬間、
-
背中を固める
-
肩を下げる(つもりで固める)
-
胸を張る
-
お腹を凹ませる
-
お尻を締める
こうやって“力で固定”しがちです。
でもそれは、
整っていない体を、力で支えている状態。
だから疲れるし、長続きしない。
本来の姿勢は「作るもの」ではなく、
整った結果として自然に立ち上がるものです。
+Rebody的に言うなら、
「正しい姿勢」より先に
「正しい位置に戻れる体」
この順番が大切です。
4. 整わないと、運動が“逆効果っぽく”なることもある
例えば、こんなパターン。
-
スクワットを頑張るほど腰が張る
-
歩く量を増やしたら膝が気になる
-
体幹トレーニングをすると首・肩がこる
-
ストレッチをしても戻る(むしろ硬く感じる)
これ、本人の努力不足ではなくて、
体が「まだその強度を受け止める準備ができていない」ことが多いです。
整っていない状態で頑張ると、
体は“得意なところ”で補います。
例えば、
-
背中が頑張る
-
腰が頑張る
-
太もも前が頑張る
-
首肩が頑張る
本当は使いたい場所(体幹の深層や呼吸)が働きにくくなる。
だから、頑張ってるのに「楽にならない」。
5. 体幹ケアは“鍛える前にやる理由”がある
体幹ケアって聞くと、
腹筋やプランクをイメージする方も多いですが、+Rebodyの体幹ケアは発想が少し違います。
目的は、筋力を上げることだけではありません。
-
感覚を取り戻す
-
力みを抜ける
-
呼吸を深くする
-
位置を戻しやすくする
-
動きを“自然に”する
こういう土台づくりです。
土台ができると、
-
頑張らなくても姿勢が保てる
-
動くたびに余計な力を使わない
-
疲れにくい
-
回復が早い
という変化が出やすくなります。
6. 「頑張らない人ほど変わる」ってどういうこと?
これは誤解されやすいので、丁寧に言うと、
“頑張らない”=サボる
ではなく
“必要以上に力を足さない”
という意味です。
整っていない状態の努力は、
多くの場合「力を足す努力」になってしまう。
でも、整うために必要なのは、
力を足すより「邪魔を減らす」ことだったりします。
-
呼吸の邪魔(浅さ)
-
緊張の癖(肩、腰、顎)
-
体のズレのままの繰り返し
-
できない動きを、できる場所で誤魔化す癖
これらが減ると、体は勝手に変わります。
7. まとめ:大人は「順番」を取り戻せば整い始める
なぜ大人になると整わなくなるのか?
それは
整っていないのに、強度を上げてしまうから。
そして、良い姿勢を意識するほど疲れるのは
力で固定しているから。
+Rebodyが大切にしているのは、
整う → 動きが変わる → 生活が楽になる
この順番です。
頑張る前に、整える。
頑張らないと変わらないのではなく、
整うと“自然に変わる”。
ここが、体の面白いところです。
