こんにちは
+Rebody整体 Base SAGA 代表の田端義幸です。
前回は、肩甲骨と背骨の関係についてお話ししました。
今回はそこからさらに、進めていきたいと思います。
肩関節と背骨の動き
タイトルのことをお話しする前に、
肩関節の動きとを解説していきます。
肩屈曲や外転など手を挙げる際には、上腕骨だけで動くのではなく肩甲骨も合わせて動きます。
このことを「肩甲上腕リズム」といいます。
肩甲上腕リズムは、上腕骨と肩甲骨の動きの比率の事です。
肩を約45°より上に上げると肩甲骨と上腕骨は2:1の割合で動きます。
しかし、この働きはアウターマッスルやインナーマッスル、その他の筋肉がうまく働き合っていないと完全には行えません。
また肩を屈曲する際に肩甲骨も動くことで脊柱(胸椎)が伸展し最終可動域の180°まで
手を挙げることができます。
ではこの運動連鎖がなく上腕骨だけが動いてしまうと、どのようなことが起こるでしょうか?
肩関節で言えば、上腕骨と肩甲骨がぶつかり、痛みを伴うインピンジメント症候群があります。
特徴として
1.腕を動かした時の痛み
特に、腕を肩の高さまで上げたり、後ろに回したりした時に痛みが強くなります。
2.夜間や安静時の痛み
上腕骨と肩甲骨がぶつかることで、周囲の組織に炎症が起きます。その炎症が強い場合は、夜寝ている時や安静時にも痛みを感じることがあります。これは、炎症によって肩関節内部で熱が生じ、その熱が周りの神経を刺激することで痛みを感じやすくなるためです。
3.肩の動きが悪くなる
痛みによって、腕が動かしにくくなります。
があります。
特に2の症状が出ている時は、早目の病院受診が必要です。
(※五十肩については、また別でお話しします)
手を挙げにくくなるとどうなるの?
では、肩の痛みなどで挙げにくくなってきたら、どのようなことが体に起きるのでしょうか?
脊柱で言えば、胸椎を反らすことがしにくいために、腰を反らすことで腕をあげようとしてしまいます。
腰を反る=腰痛
になるリスクが高くなります。
実際、五十肩の患者様で初診の時に手を挙げようとして腰を反る方がよくいらっしゃいます。
ですが、ご本人は腰を反らしながら腕を上げていることに気づいておられません。
側から見れば、腰をものすごく反って挙げていることは一目瞭然なのですが、
「腰を反らして手を挙げる」ことが身体に染み付いているため、そのようになっているとは
全くお気づきになっておられません。
これが、代償動作、私たち+Rebodyが常日頃お伝えしている「悪いクセ」なのです。
この悪いクセは徐々に徐々についていくので、自分で気づいたり、修正したりするのは困難です。
背骨と肩関節の関係性はいかがでしたか?
背骨の動きが良くなくても、肩関節に影響がありますし、その逆もまた然り。
まさに
「全体が部分に影響し、部分が全体に影響する」
ですね。
+Rebody整体では、痛みや違和感のある部分だけではなく、全身の歪みを整え、悪いクセをとる運動療法を行っています。
ご自身のお身体のお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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