皆様、こんにちは
+Rebody整体 Base SAGA 代表の田端義幸です。
梅雨明けしたような暑さですね
「梅雨バテ」という言葉もあるらしいですね。恥ずかしながら、最近知りました笑
前回は「膝の痛み」についてお話しました。
今回は、それに関連してご利用者様から、よく聞く
『膝の水を抜くとクセになる』
という言葉についてお話ししたいと思います。
膝に水が溜まる?
この「クセになる」というのは「何度も繰り返し水が溜まる」というニュアンスです
(佐賀特有の使い方?)
私が整形外科クリニック勤務時代に特にご高齢の方から言われることが多かったのですが…
結論からいうと
クセにはなりません!!
むしろ、膝に溜まった水は抜かなければなりません。
意外と知らない方が多いのですが、元々、膝関節には「関節液」と言われる水のようなものが入っています。
この関節液は正常な状態では、無色透明で少し粘り気のある液体です。
量としては膝の中に1〜3ml程度入っており、歩行などの運動で関節外に排出され新陳代謝が行わています。
そして関節液の主な役割は
・膝関節を動かしやすくする
・膝関節の軟骨に栄養を届ける
ことです。
膝関節に何らかの原因で炎症が起きてしまうと、この関節液が粘り気がなくなった黄色の液体へ変わります。
そして、炎症が起こるとこの関節液の排出量が多くなり、外に排出される量とのバランスが悪くなると膝の中に溜まっていくことになります。
この状態がいわゆる膝に水が溜まる、という状態です。
溜まった水を抜かないとどうなる?
溜まった関節液を抜かなかった場合はどうなってしまうのでしょうか?
・関節の内圧が高まり痛みにつながる
・腫れてしまうことで膝関節の可動域が制限されてしまい、放置すると膝が動かしにくい状態となる
ということが起きてきます。
まとめると
・膝に水が溜まるのは炎症が起きているから
・膝の水を抜かないと痛みや関節可動域制限の原因になる
ということです。
では、「クセになる」といわれる
膝の水が繰り返し溜まるということはどのようなことでしょうか?
水を抜いて炎症を抑える薬を関節注射で入れたとしても、炎症が収まらない限り水は溜まり続けます。
壊れた水道の蛇口を想像してみてください。
水は出続けた状態です。水が溢れないようにバケツなどを置きますよね?
水が溜まったバケツは水を捨てないといけません。
でも、蛇口を修理していないので、またバケツに水が溜まります。
溜まると捨てる…
この例で言えば
「溜まった水を捨てる」=関節注射で水を抜く
ことです。
もうお分かりですね?
これを止めるには壊れた蛇口を修理するしかありません。
つまり、膝の水が溜まるのを止めるには膝の炎症を止めるしかありません。
膝の炎症を止めるには、
・関節注射で炎症を止める
・膝への負担を減らしていく
こういった対応が考えられます。
残念ながら、+Rebody整体では関節注射はできません。
ですが、膝関節への負担を減らしていくことはできます!
膝関節への負担を減らすには膝関節周りだけではなく、股関節や体幹を含めた全身のケアをしていく必要があります。
そして、関節を
正しい位置で
正しい順番で
正しく動かす
という運動療法を行わなくてはなりません。
+Rebody整体では手技療法だけではなく運動療法を組み合わせて行うことで症状の改善を行っていきます。
長引く膝の不調にお悩みの方はぜひご相談ください!
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