こんにちは!
+Rebody整体 Base SAGA 代表の田端義幸です。
前回は「姿勢について」お話しました。
今回は、少しだけ掘り下げてお話したいと思います。
多裂筋??
皆さん、こんなことはありませんか?
・姿勢が悪い
・腰が辛い
・肩がこる
このように感じる時は、その原因の1つに、姿勢を支える筋肉の一つである
多裂筋が上手く使えていないことが関係しています。
この多裂筋は、
小さな筋肉なのですが、姿勢や動きをサポートする上で非常に重要な役割を果たしています。
しかし、残念なことに鍛えにくく衰えやすい筋肉でもあります。
特に、長時間座るデスクワークの方はぜひ、ここをしっかりと
使えるようにすることが重要なのです。
多裂筋は
仙骨後面(骨盤後ろの真ん中)、腰椎、胸椎、第4(5)頸椎から始まり、
腰椎以上の棘突起と言われる部分に付着しています。
この多裂筋の働きは片側のみ収縮すると、同惻への体幹側屈と回旋が起こり、
両側が収縮すると体幹伸展が起こります。
多裂筋は背骨を一つ一つを繋げている筋肉であり、
一つ一つの筋肉は小さいですが、腰椎骨盤帯から頚椎までと広範囲に付着しているため
脊柱を安定させるために働いています。
また、多裂筋はインナーユニットを構成する1つの筋肉です。
インナーユニットは
横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋の
4つの筋肉で囲まれており、
多裂筋は腹圧が逃げないよう後ろから支えています。
脊柱の安定に働き、
インナーユニットとして体幹を支えるための「姿勢保持」に大きく関わります。
多裂筋が衰えたらどうなるの?
では、この多裂筋の働きが低下してしまったらどうなるのでしょうか?
多裂筋は腰椎骨盤帯にも付着しているため
適切に機能していないと、
骨盤が緩みやすくなり、過度に後傾するなど
姿勢不良になりやすいです。
これは、デスクワークの時によくみられる、背中が丸くなっている姿勢のことです。
先ほども述べたように、多裂筋はインナーユニットを構成しています。
インナーユニットが機能しなければ、腰椎が不安定になり
脊柱起立筋を過剰に使ってしまうこととなり、これが腰痛に繋がってしまうのです!
その他、歩行など片足を挙げた際に腰椎骨盤を安定させる働きがあるため、
機能不全があると歩いたり階段を登る度に腰椎骨盤帯が不安定になり結果、
腰痛や股関節の痛みに繋がることがあります。
いかがでしたか?
多裂筋という筋肉自体は小さい筋肉です。
ですが、背骨の一つ一つに付いていることから脊柱の安定に重要な役目を果たしているのです。
次回は、この多裂筋の運動療法についてお話ししていきたいと思います。
姿勢でお悩みの方はぜひご相談ください!
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